2017年04月02日

Kong: Skull Island



原題「Kong: Skull Island」を直訳すれば「コング:髑髏島」ですが、これじゃ意味が解らんということでしょうか「キングコング: 髑髏島の巨神」というのはちょっと意訳し過ぎなきもします。

高名なるキングコングの第一作は1933年のものでした。白黒でカクカクと動くキングコングが美女を片手にエンパイアステートビルに登るシーンが有名です。怪獣映画の原点です。

それから85年を経てのキングコングシリーズしては第8作目(Wikipediaより)となるのが本作、髑髏島。

丹念に作り込みされた映像はどれも美しく、制作費200億円も納得の出来。全く違和感のない怪獣達の動きにこれが特撮であることすら意識させないほどに洗練されています。近年の映像技術は本当に進歩してます。

が、如何せん、面白くない。

比較的肯定的なレビューが多かったので映画館まで行ったんですが、個人的には全くたのしめませんでした。残念。

きっと脚本が合わないんでしょうね。つまらない台本に加えて演出意図がわかり易す過ぎて興ざめです。観ていて辛くなるぐらい。そもそもが怪獣映画に緻密な脚本の構成なんて初めから求めてもいないんですけどね。それでもです。

ここで映像を盛り上げて、ここで緊張感を高めて、ここで一安心させといて、ここで理不尽さを出して・・・というストーリーボードが透けて見えるようです。そのため全く感情移入できない。

今は怪獣映画とはいえ、単に巨大な怪獣達が暴れまわるだけの映像ではダメな時代になっているんでしょう。そういう意味では昨年の「シンゴジラ」が怪獣映画だけど怪獣映画という枠を大きく逸脱した作品であったことと比べざるを得ない。そうした小難しい時代背景なんて関係のない長閑な時代に公開されていたら、あるいはもっと評価されたのかもしれない。それはダメなんでしょうけれども。

監督のジョーダン・ヴォート=ロバーツは良くわからないんだけど、たぶんこれが初監督作品だもしれない。少なくとも代表作といえる作品はないし、年齢も撮影当時で30歳ぐらいだからとても若い。今後の作品に期待します。

なお、既に各所でネタバレしていますが、エンドロール終了後に続編を示唆するような短いシーンが挿入されてます。本編よりもこっちが気になったよ。





posted by SSS at 03:37 | 映画 2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする