2017年07月16日

Power Rangers



ゴレンジャーに始まる日本の特撮戦隊ヒーロー物は、アメリカでパワーレンジャーと名を変え大ヒットしておりました。本作はその映画版に当たります。邦題は原題そのまま音読ですね。

予告編を見て楽しみにしていたのですが、先行公開されたアメリカでの評判はイマイチで、映画館まで見に行くか躊躇していたのですが、タイミングがあったので観てきました。

覚悟はしてましたが、いい意味で予想を裏切る結果でした。面白かったのです。

確かに、ヒーロー役の5人は演技は上手くないですし、カメラワークは下手ですし、CGも手抜き箇所が目につきますし、なにより皆の行動原理が浅くて拙いんですが、どれも映画を破綻させるほどって程ではありません。

前半はノンビリペースでスタンドバイミーをしてます。5人の背景がそれぞれ描かれる訳ですが、持ち時間はひとり10分で計一時間ぐらい。個々の事情を丹念に描き切るには短すぎるのですが、それを5人分だと流石にウンザリしてきちゃうのはしょうがないよね。どこにメリハリ付けるのか、何を語り何を暗喩し何を受け手の想像に任せるのか。そういう塩梅が上手く行ってない。

後半はトランスフォーマー張りのCGをフンダンに使った戦闘シーンです。文字通り全員が一体となって敵に立ち向かう王道のヒーロー物です。こうした戦闘シーンを想定していた人には前半のスタンドバイミーがかったるくてストーリーが進まないなんて不満が出るんでしょう。はじめからこういう構成だって知っていればそれなりに楽しめます。

既に続編の制作も決まったようなので、未見の方は見ておいた方がよいですよ。劇場も空いてるし。

ちょっと気になったのが戦隊の構成。白人黒人アジア人ヒスパニックにインド系。昨今のハリウッドで注目されとる人種問題への配慮でしょうね。男3人女2人ってのもオリジナルの構成とは違って、これまた性別問題への配慮でしょうか。それにしてはいつも通り白人男性がリーダー役ってのは問題にならないのかしら。アジア枠をオリジナルの日本人ではなくて中国系アメリカ人で良いんでしょうか。そもそも全員日本人じゃなくていいのか。全編英語ってのは問題ないのか。彼らの差別問題意識は全然わかりません。


posted by SSS at 03:45 | 映画 2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする