2017年12月16日

Star Wars: The Last Jedi



邦題はそのまま和訳で「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」です。

これで邦題として成立しているんだから素晴らしいものだ。

全9作から成るシリーズの第8作目。前作「フォースの覚醒」が2015年末の公開でしたから2年ぶりです。

原作者であるルーカスにより作られたのが第6作までで、残り3作はディズニー作です。ディズニー色が強い訳ではないけどやはりオリジナル作群とは違うんだよね。

こうした人気シリーズ物で作り手が変った場合に、新作が全員を納得させるなんてこたぁ不可能で、どうしても賛否両論が出る訳ですが、本作に限っては好意的意見が多かったようです。

ですが、個人的にはダメ。面白くなかったんです。本当に。

予算は潤沢にあるんでしょう。目を見張るような素晴らしい特殊撮影技術の陳列を観劇できます。文句はありませんが2017年では別段特記すべき程でもありません。

脚本は何度も何度も書き直し・推敲を重ねたのでしょう。大きな破綻はありません。ですが引き込まれるほどに魅力的なものではありません。

皆に納得してもらおうと努力し続けた結果として皆が納得できないテーマのぼやけた主張の乏しいものになっちゃたかのようです。

主要なキャラクター4人のそれぞれにフォーカスをあてつつ同時並行に進行する構成はどう考えても冗長です。
時系列の見せ方も稚拙でストレスが溜まります。

旧作ファンを納得させようとしたんでしょうか、懐かしきキャラクターが再登場しますが期待するような活躍はありません。

物販側からの影響でしょうか、可愛らしい新登場の動物やドロイドも出てきますが取って付けたかのようでストーリー上の絡みも白々しい。

主人公は女性です。他の主要メンバーには黒人のニーちゃんにアジア人のネーチャンです。最近のハリウッドはこうした人種や性別への配慮が必要なのでしょうが、それもおかしなものです。前作では白人女性と黒人男性とのカップルでしたが今回は黒人男性とアジア人女性のカップル。白人は白人とカップリングです。これが人種差別に映らないのかしら。敵役の帝国軍も旧ドイツや共産圏を彷彿とさせるもの。これらに配慮はないんでしょうか。彼らの人権意識はよくわかりません。

全編を通して気になるのが各所にちりばめられた中国テイスト。ハリウッドが中国資本を抜きに語れなくなっているという証左なんでしょうか。中華風洋食のようで美味そうではありません。

それでもお馴染みのオープニングを聞いた時には胸躍りましたし、二時間半という長さを感じさせない面白さはありました。少なくともお金払って映画館で観る分の価値は充分にありました。

次回作であるエピソード9はまた2年後の予定だそうす。どうやらそれで終了でもなくて、更に独変があるなんてニュースもありました。

そんな感じ。
posted by SSS at 03:20 | 映画 2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月10日

DESTINY 鎌倉ものがたり



ずいぶんと前から予告編の映像を目にしていたが、やっと公開されたので早速観てきました。

表題にあるように鎌倉を舞台にしたファンタジー映画っぽい作品。

前面ファンタジー構成なんだけれども、そこに重点が置かれてはいないのね。怪獣映画であったシン・ゴジラが怪獣映画として怪獣をしっかりと描きつつそこに重点がなかったのと同じような感じです。

監督の山崎貴は「ALWAYS三丁目の夕日」や「永遠の0」などを撮った方。特撮系の出身なのだそうで、本作でも予告編の映像にあるようにVFXを使ったハリウッド張りの映像も多用されてはいますが、そこを売りとせずにしっかりと脚本が構成されていました。

原作は漫画なんだそうですが、知らなくても充分に楽しめました。原作ファンの人はどうなんでしょうか。いつも問題となる話題ではあります。

配役は難しい事情がいろいろあるんでしょうかね。主演の堺雅人とヒロインの高畑充希はいいとして、どうにもふさわしくないのがチラホラと混じってしまっているのにかなり違和感がありました。

それでも大人でも充分に楽しめる作品でしたよ。
posted by SSS at 02:27 | 映画 2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月28日

F1 最終戦 アブダビグランプリ

UAEことアラブ首長国連邦は7つの首長国から構成されており、そのうちの一つがアブダビ首長国です。

日本からの直行便もあり、サーキットも空港からすぐです。そのうちF1観戦がてら観光にも行きたいとは思っているのですが、いつになることやら。

3月下旬にオーストラリアで開幕した2017年シリーズも20戦目となるアブダビグランプリが最終戦です。

既にチャンピオンシップも決まり、盛り上がりの欠片もないですが、しばしレースが見れなくなるのでちゃんと見納めしておきたいと思うのだから不思議なものです。

ホンダがマクラーレンと組んでの参戦はこれが最後になります。なんの期待もありませんが。

練習走行






予選


マクラーレンに移籍して、なかなかハミルトンに比肩できなかったボッタスが前戦に引き続きポールを奪取。最終盤にきてやっとマシンを手名付けたかのようです。これなら来季に期待できそうです。

マクラーレン・ホンダはアロンソがQ2落ち。あと0.08秒あればQ3進出できたんですけどね。最後の最後に本選で引退となるマッサにかっさわれてしまいました。

本選


ポールから飛び出したボッタスが特に危ない場面もなく優勝。

ホンダはアロンソが順位を落とさず完走したので辛うじてのポイント獲得。

ダイジェスト版でみかえしてみても別段楽しめるものでもない感じですね。

2017年シーズンを振り返って
長らく続いたメルセデス一強時代から、フェラーリとレッドブルとを交えた3強時代になるかと思われましたが、結果はメルセデスが取るべき勝利をこぼさず全部取っていくという強者の試合運びでした。

この3チーム6台を除いた第二集団でのトップ争いはルノー・フォースインディア・ウィリアムズ・マクラーレンと実力伯仲であり、コースレイアウトやマシン特性や戦略などで目まぐるしく順位が変動する見ごたえのあるものではありました。

しかし、興味深い予選や面白い展開の決勝などはあったものの、総じてみると、実に退屈なシーズンででした。

理由の一つは期待外れに終わってしまったホンダエンジンに寄るところも大きいのでしょう。再参戦して3年目。前年後半は開発の遅れをなんとか取り戻しつつあり、信頼性の問題も徐々に解決に向かっているかに見えましたが、いざ開幕してみれば昨年以上に非力なエンジン。日本人として贔屓目に見るのも限界があります。

ホンダの不本意な活躍を除いたとしても、燃料消費量を気にし、タイヤ消耗を気にし、エンジン寿命を気にしてのレースなんて、そりゃ楽しいはずがありません。事実上コース内での追い越しが不可能なレギュレーションではレース展開そのものも退屈に見えてきます。不格好なマシンに耕運機のような排気音。人気低迷もショウガナイですね。

自動車市場では急速に内燃機関の時代からモーターの時代へと変わり始めており、モータースポーツでも電気自動車によるレースには自動車メーカーが挙って参戦している状況です。

来季はどうなるでしょうか。僅かな休息期間を置いて、シーズンは始まります。

合同テストまで2か月。開幕まで3ヶ月です。
posted by SSS at 00:47 | F1 2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする